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マコトヴェリーキー
【カミフクロウのコメント】
函館競馬場で行われる函館記念。
私が本命視するのはマコトヴェリーキーです。
函館芝2000mは、1コーナーまでの直線が262.1mと短く、スタート直後から1コーナーへ向かう激しいポジション争いが展開されるコースです。
2コーナーから向正面にかけては緩やかな下り坂、3コーナー手前から上り坂に転じ、最後の直線は262.1mとやや短めながらも、洋芝特有の時計のかかる馬場で持続力が要求されます。このコースは前半のポジション取りと、後半の粘り強さのバランスが勝負を分ける傾向にあります。洋芝の特性上、欧州血統馬が好走しやすく、重厚な血統背景を持つ馬が力を発揮します。
マコトヴェリーキーは、この函館芝2000mの特性に合致する多くの強みを持っています。彼は5歳牡馬であり、函館記念の過去10年データでは5歳馬の好走率が高く、心身ともに充実期を迎えた馬が結果を出しやすい傾向があります。これは、経験と体力のバランスが最も優れている年齢層と言えるでしょう。
前走の阪神大賞典(GII)で2着と好走した実績は本物です。芝3000mという超長距離戦で見せた持続力は、函館の洋芝で求められる「粘り強さ」と完全に合致します。距離短縮により、これまで最後に脚が上がりきらなかった部分が解消され、持ち前のスピードが活かされるはずです。
血統面では、父オルフェーヴル産駒は芝1800m~2400mで高いパフォーマンスを発揮する傾向があり、特に洋芝適性に優れています。オルフェーヴル自身がステイゴールド系の重厚な血統で、函館記念のような格の高いハンデ戦では威力を発揮します。母系にはサンデーサイレンスの血が入っており、スピードと持久力のバランスが取れた配合となっています。
栗東・上村洋行厩舎の管理も大きなプラス要素です。上村調教師は中長距離のハンデ戦を得意とし、馬の状態管理に定評があります。阪神大賞典後の休養明けながら、十分な調整期間を経ての参戦は、この馬の能力を最大限に引き出すでしょう。
収得賞金3750万円は、ハンデキャップ戦において適正な負担重量が期待できる範囲です。函館記念では軽ハンデを活かした好走例が多く、重賞2着の実績がありながらも比較的軽い斤量での出走は大きなアドバンテージとなります。
前走で好走した馬が有利な傾向にある函館記念において、阪神大賞典での2着は大きな後押しとなります。洋芝初挑戦となりますが、血統的な適性と距離短縮のメリットが、この不安要素を上回ると確信しています。