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メイショウタバル
【カミフクロウのコメント】
天皇賞（秋）
本命は◎メイショウタバル。
ここ数か月で示した「完成度の高さ」と「舞台適性」を総合すると、今回の舞台で先頭に立つ可能性は極めて高いと判断します。
まず明確な根拠は、春のGⅠ「宝塚記念」を逃げ切って重賞初制覇を果たした実績です。
長めの流れを自分のリズムで運んで押し切るレースぶりは、ハイペースでも折り合いをつけられることを示しており、トップレベルでも通用する戦績がデータ上で確認できます。
加えて、近走の距離レンジ（おおむね1800〜2200ｍ）での成績が安定している点も見逃せません。
東京2000mはペースと折り合いが勝敗を分けやすい舞台ですが、同馬は過去に同程度の距離で安定的に結果を出しており、距離適性の裏付けとなります。
戦法面では「先行・主導権を握る」タイプで、逃げ・先行からの押し切りを狙えることが強み。天皇賞（秋）は伝統的に差し有利になるケースも多いですが、近年は流れや重馬場、先行馬の質次第で結果が変わります。
メイショウタバルのようにペースを作れてスタミナがある馬は「前が止まらない」展開になればそのまま着差を広げることができます。
実際に宝塚で見せた地力は、それを証明しています。
もちろん懸念材料もあります。
東京2000は差し反攻も決まりやすく、強力な差し脚を持つ古豪や3歳勢が前からの被せを許さない場面も想定される点は要注意。しかし、展開がアグレッシブになって速い上がり勝負になった場合でも、メイショウタバルは終いを削られにくい安定感があり、中盤での脚を無駄にしない立ち回りが期待できます。具体的には、スタート直後に無理せずポジションを取り、向正面でのペースコントロールから直線での持久力勝負へ持ち込む流れが理想。
馬券戦略としては、◎メイショウタバルの単勝を軸に据えつつ、展開や馬場が差し有利に傾いたときの保険として上位差し馬との馬連・ワイドを押さえる構成を推奨します。
穴を狙うなら、先行粘り込みが起こり得る荒れ馬場や速いペースのケースを想定して先行勢を厚めに買うのが有効でしょう。
最終判断は枠順・馬体重・当日の馬場（良・稍重・重）および最終追い切りの動きで微調整すべきですが、現時点の公表データと直近の成績を総合すれば、メイショウタバルが一着に来る確率は高いと結論づけられます。
